はじめに

楓の風が生まれた話
「楓の風」は、医師、看護師、保健師、社会福祉士、介護福祉士、弁護士、行政書士、建築家が集まり、理想的な地域医療や地域福祉のサービスのあり方を考える会としてスタートしました。理想的なサービスと、実益ある事業とのバランスを追求・探求し、その思いを具体的な事業として実践するために、平成13年4月に特定非営利活動法人としての設立申請を行い、同年8月の認証を受けて、平成13年8月21日に特定非営利活動法人 楓の風が誕生しました。
そして平成15年2月、地域リハビリテーションを志したデイサービス高ヶ坂を開設しまたしたが、わずか3ヶ月で満員となり、その後半年から1年ごとに様々な在宅介護在宅医療事業を展開し、今日に至っています。
その全ての源は一体何か。それは楽しんで働く素晴らしきスタッフ達の力です。楓の風はやる気に満ちた、明るく素晴らしいスタッフ達の力で満ちています。楓の風はまず「働きやすさ」とは何か、「やりがい」とは何か、スタッフ達の人生が充実するためにはどうしたらよいか、と考えるところからはじめています。
そして面接に来た方々が一番最初に驚くのが「給与の良さ」です。特別に高いというわけではありませんが、世間一般の介護職の平均年収が300万に満たない(2007年)と言われる中、社内介護職平均4,114,702円(2009年介護職実績)という実績も、ご機嫌に仕事をしてサービスをヒットさせて、施設を満員にした事に対する当然の報酬であると考えるからです。しかしこれをモチベーションの要素とは捉えておりません。モチベーション云々以前の、職場としての基礎的かつ衛生的要因と考えています。衛生要因が満たされていなければ、当然のことながら仕事に打ち込むことすら出来ないのです。介護事業はボランティアではありません。又、高額な報酬を稼ぐ場でもありません。標準的な報酬ではありますが、生活の不安が無いことが大切な要素であるはず。余計な不安に惑わされることなく、仕事に夢を持つことができ、かつ人の役に立つというかけがえのない、そして大好きなこの職業にキャリアビジョンを抱きたいと誰もがこの業界で願っている事ではないのでしょうか。勿論給料を払いすぎて赤字、なんてことはあってはなりません。健全経営第一です。短期間に急成長を遂げてきたその理由も、スタッフ達が充実し、向上心をもって働ける土壌と社員相互、労使相互の信頼関係があったからこそです。経営陣と従業員との「絆」を大切にする、いわばエンゲージメント経営が、スタッフと利用者様との「エンゲージメント(本来は「絆」という意。しかし楓の風では個人と組織と一体になり、双方の成長に貢献し合う関係と捉えている)」を生みだし、マニュアル化できない素晴らしい高度なサービス提供が可能となっているのです。
楓の風の歴史
楓の風の歴史は『リハビリテーション』からスタートしました。地域初の理学療法士常駐のリハビリ型デイ(通所介護施設)、そして多くの看護師を常駐させた通所療養への対応、そして家政婦的サービスを行わず、自立支援を念頭に置いた訪問介護、そして今日訪問看護と近隣医療機関との強い連携を備え、「在宅療養支援」というキーワードにつながりました。
私たちの支援対象は高齢者だけではありません。お若い癌末期の方の在宅に置けるターミナルケアや病を抱える小児、中途で障害を負った方など多岐にわたります。住み慣れた街、住み慣れた家、愛する家族と共に、病状の回復と自立生活の再獲得、その人らしい最期のお手伝いを目指し、経験豊かな看護師、理学療法士、介護士、相談員など、私たちスタッフは内外様々なサービスを活用し、総合的な在宅療養のお手伝いをさせて頂いています。
私たち楓の風のMission(使命)
「地域に必要で存在しないサービスを実践、提供する」ということです。私たちはこれまで種別的には既存事業であっても、サービスの提供方法において「存在しない効果的なサービス」を発案し、実行して参りました。
近くで言えば「24時間在宅療養総合相談支援機能」、創業時で例えれば「地域リハビリテーションに特化した通所サービス」です。実はこれら、サービス開始当時はありそうで無かったサービスなのです。


そもそも理事会の前身が地域医療福祉サービスを研究会する会であり、理想的なサービスのあり方と、実益ある事業のバランスを追求・探求して参りました。その結果が今日の事業形態に至っています。
スタッフ一人一人のPassion(情熱)
楓の風事業の先進性と信頼性は、スタッフ一人一人によって生み出されています。全てのスタッフがMissionを抱いて楓の風にやってきました。楓の風は『専門職冥利に尽きる職場』であることを大切にし、Passionを抱いたスタッフ達は高い意識で日々の業務に励んでいます。どんなに人手に苦しもうとも、MissionとPassion、日本的にお伝えすれば「志」無き人材は一度も楓の風の門をくぐることは出来ませんでした。現在、業界経験者も未経験者も、新卒者も中途採用者も自己実現の為に日々汗を流し、様々な良質かつ効果的なサービスの提供を行っております。

良きサービスは志の高いスタッフ達が生み出すものです。どんなにすばらしいパンフレットを印刷しようとも、どんな立派な建物であろうとも、スタッフ達のハートにMissionとPassionが無ければ効果的なサービスは提供されません。現在の各事業部はスタッフ達が生み出したものです。その全てが短期間において満員となったことで、私たちは自らの志に対するニーズの高さを実感し、専門職として『役に立っている』という充実感を日々かみしめております。

